色鳥々
羊毛フェルトなどの制作雑記。
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フクロウの顔盤と義眼
2011年 02月 14日 (月) 20:01 | 編集
110214-03.jpg
昨年の11月ごろにご依頼を受けていたフクロウの剥製の件、この3連休でやっととりかかることができ、ひとまず本体は完成、あとはコルクの下に土台をつけるのみとなりました。結局本剥製にしました。現在乾燥中。

傷ついたフクロウの世話をする羽目になってみたり、伊豆沼で昼間に遭遇したり、これまた昼間に光が丘公園でペリット見つけたーと思ったら頭上から見下ろしてたり、初めて北海道行った日もキャンプ場で出迎えてくれたし、そんな感じで個人的に大変縁のある鳥だったのですが、まさか自宅で剥製にすることになるとは。
ちょうど年末に羊毛フェルトでフクロウ作ったりしたし、ほんとタイムリー。
ずっしりとした重みを懐かしみつつ、なるべく丁寧に作らせていただきました。

しかし、小鳥とは比べ物にならない難しさ。
皮を剥く時も予想外にやりにくいし、羽毛がもふもふしすぎて邪魔するし、目の位置が特に難しくて何度も確認しては直しての繰り返し…そこでしばらく奮闘してから気付いたのが↓


マウスポインターを乗せると画像が変わります。
フクロウの特徴的な顔盤。この、耳らへんの羽がぺろりとめくれまして、なんと眼球の側面と耳の穴が見えてしまうのです。これにはびっくり、こんなふうになってたのかー!
これは剥製にしたからめくれるわけではなく、生きてるフクロウでも同じことになるはず。
ちなみに画像はすでに剥製なので、眼球も耳の穴もなく、見えてるのは脱脂綿と義眼です。

要は、いちいち頭の皮を脱がせたり戻したりしなくても、耳のところから微調整可能だったと(笑)
なんてこったですよ。でも特になんの役に立つかはわかりませんが、大変勉強になりました。
完全に乾いたらめくれなくなると思うので、今のうちに撮影~



さて、私のように素人の独学でフクロウの本剥製を作ろうとか思う人が日本にどれだけいるかわかりませんが、そんな人の足しになればと私の作り方を一部軽くご紹介。

・義眼は、ハマナカの編みぐるみEYE24mm
  ガラス製は高いしなんかいいもんないかなーと手芸屋をプラプラしてたら手頃なものを発見。買ってきてはめてみたら驚くほどぴったりサイズでした。光彩も真っ黒なので、黒一色のでOK。フクロウには、これです(笑)

・眼球を取り除いたら、その高さを参考にして先に脱脂綿を詰め、そこに義眼をはめる
  義眼にしたプラスチックアイはボタンになってて奥行きがちっともないので、そのままはめてもえらく目のくぼんだフクロウになってしまいます。なので本来の目の位置になるよう、頭蓋骨のくぼみに脱脂綿を詰めて高さを調整します。この際、向きにも注意。とにかく元の眼球を参考に、目の位置は慎重に。
 これはフクロウだけかもですが、頭の皮を戻してから顔盤をぺろんとめくって義眼を入れたほうがやりやすいかもしれません。位置が決まったら、義眼が動かないようにさらに脱脂綿を周りに詰めて固定します。

・足はそろえてとまらせる
  個人的に剥製はなるべく派手な動きをさせないほうが自然に見えると思います。なので、フクロウの基本のとまりポーズ、足をそろえた形が一番落ち着く感じです。試しに足を開いてとまらせると、いきなり不自然で不安定な感じになりました。鳥にとって楽な姿勢が自然なポーズってことでしょうか。
 もちろん実際のフクロウは足を開いてとまることも多いですが、そろえたほうが足の向きも決まりやすいのでこのほうがいいんじゃないかと。実際開いてとまったとしても数センチかな?


あと基本の作り方なんかは本とかググったりとかで探せると思うので、こんなもんで。

最後に、作業した場所はしっかりアルコール除菌など清掃徹底しましょう。
こんな時、研究室に白衣も作業着も放置して卒業したことを悔やむぜ…ていうかゴミ残してすみませんでした。

土台もつけて完成したらもっとちゃんと写真撮ってアップしたいと思います。
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Comment
この記事へのコメント
生きてるみたいですね!
すごいなあ、私にはまさに
「謎の技術」です(^m^)
2011/ 02/ 14 (月) 19: 41: 34 | URL | もりかめ # QjtTlS4.[ 編集 ]
ありがとうございます!
我ながら、謎の技術です…今のところ人に教えられるような再現性のないたぶん全くの我流な作業ばかりでして。
外見はうまくいってると思うんですが防腐処理とかちゃんとできてるのかとか不安だらけです(^^;
2011/ 02/ 14 (月) 19: 51: 28 | URL | みき # -[ 編集 ]
おーっと!
ブログが小休止すると力作が出て来る「色鳥々現象」。今度は何かな~と楽しみにしていましたらば!
とてもかわいくて、そのうえ品格も。なんてつややかな羽毛なんだろう。
なるほど命を吹き込むのはやはり眼なんですね。
それにしても、耳のペロリには驚きました。脳がオーバーヒートしないための通気孔ですかね。何か意味があるんでしょうね。
剥製って、誰が作っても同じように出来るんだと思ってましたが、愛と技術で血が流れるか流れないかが決まるんだと知りました。
お見事!


2011/ 02/ 16 (水) 00: 56: 25 | URL | カラフルデスク # -[ 編集 ]
い 色鳥々現象……!!!
それはちっとも自覚なしでした…でも確かになんか濃い目の更新する前って小休止してますねぇ、ははは(^▽^;
カラフルデスクさんも楽しみにしてくださっていた剥製がやっと出来ました♪
なかなかとりかかれなくてずっと気にしてたもんで、肩の荷が降りた~!

パーツがカチッとはまるものではないのでどうしても作り手によって、もしくは作るたびに違うものが出来ると思います。皮の戻し方、綿の詰め方、手足の位置、目の位置・形。あと愛(笑)
でもそれだからこそ作り甲斐があるかもしれませんね(^^)
そうそう作る機会のあるもんでもないですが…
可愛くて品格があって、と感じてもらえたなら大成功だと思います! よかった!

耳、驚きでしょう♪
物理的なことはよくわからないんですが、このぺろんとした部分が集音に役立っているらしく、前方の音が良く聴こえるんだそうです。この顔盤が発達していればしているほどよく聴こえるんだとかで、雪の中や真っ暗闇に獲物を探すフクロウほど発達らしいです。カラフトフクロウとかメンフクロウとか。
ちなみにフクロウだけじゃなくタカの仲間でも、チュウヒの仲間がこの顔盤を備えているんですが、あれもヨシ原の中を動くネズミの音で位置を知るために発達したようです。

ってコメント欄で語り過ぎたw
鳥は知れば知るほど興味が尽きません…
2011/ 02/ 16 (水) 12: 56: 22 | URL | みき # -[ 編集 ]
そうなんだ。野生動物ってすごい!!
何だか作りもしないのに、臨場感持って読ませて頂きました。
今日芸大時代の友人とさっきまで呑んでいて、みきさんの剥製の話を思わず熱く語っていたら、
ニューヨークの自然史博物館と滋賀県立琵琶湖博物館は野生動物の剥製がかなりいいと聞きました。
ニューヨークは難しいけど(でもすごいみたいですね)滋賀県は
母が琵琶湖沿いのローカル線の旅をしたいと言っているので、機会作って是非行ってみたい!
今後も、みきさんのペースでモノ作って、楽しませてくださいね。
ここにファンがおります。笑
2011/ 02/ 17 (木) 01: 14: 39 | URL | カラフルデスク # -[ 編集 ]
ひゃ~、呑みの席で話のネタにしていただけるとは!
てかカラフルデスクさんが芸大出身てのにびっくりというかなるほどというか、知りませんでした(笑)そして剥製について語れるご友人…気になる…楽しそうだ…

ご紹介いただいた2件、軽く画像検索かけてみましたが確かによさげですね!
学芸員のやる気(お金の問題だったら申し訳ないけど)が見られる博物館大好きです。
どちらも行ったことないので、私も機会を見てせめて琵琶湖のほうには行ってみたいです…(笑)
ちなみに関東圏では千葉は我孫子の手賀沼にある鳥の博物館が私が好きな剥製展示施設です。あそこの鳥の剥製は質がいいんですよ~誰が作ってるのやら、初めて見た時感動してしまいました。剥製っていきいきできるんだ!と

ファンだなんて、本当に嬉しいです、お言葉ありがたく…!
今後もおそらくしばしば色鳥々現象を発生させつつ、楽しんでいただけるようなものが出来るように自由に活動していきたいと思います♪
2011/ 02/ 17 (木) 22: 54: 33 | URL | みき # -[ 編集 ]
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